人事責任者のつぶやき – 面接って何を聞かれるの? –

 

はじめまして、HR本部でマネージャーをしている廣田です。

これから会社の文化や制度について、また採用や評価に関することなど、

人事についての様々なテーマをつぶやいて(お伝えして)いきたいと思います。

 

記念すべき1回目の寄稿なので、自己紹介もしていきます。

 

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廣田 章剛 (Fumitaka Hirota) 2013年入社 在籍10年

 

<1人目人事>

2022年に組織強化のためHR本部を発足し、マネージャーに着任

 

<新米>

飲食事業の統括や、PR・広報部の立ち上げ経験をした後に、2022年に現在のポジションに着任

人事経験はようやく1年半のまだまだ新米人事です

 

会社の成長フェーズと共に様々なやるべきことに直面し、「与えられた状況や環境を味わい尽くす」ことを大切にしながら、日々楽しんで仕事に取り組んでいます。

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人事に取り組み始めてまず感じたことは、採用や評価は比較的理論が存在しておらず、経験則によって語られることが非常に多い分野だなということです。

面接においては「答え」や「正解」は存在していないなと日々痛感をしています。

スキル評価や人物評価など、面接者も様々な視点でお話を伺い、候補者と対峙していますが、最後には「この人と一緒に働きたい」と思えるか、そういった感覚が何より重要だとも思います。

実際に、面接担当者からそのようなコメントをもらえた時は、私自身とてもうれしく、信用に値するなと思います。

 

候補者の方は面接でどういった点を見られているのだろう、と気になりますよね。

面接ではこれまでのご経験や取り組み、成果や実績など自己紹介に加えご職歴をお話いただくことが多いですが、そのお話の中で「優秀さ」を測ろうとしているわけではありません。

 

これまでの環境でどれだけ活躍されていたとしても、それはグローバルエージェンツで同じように活躍できる証明にはなりません。あくまで個人が保有するスキルや経験、個性、持ち味といったものが、グローバルエージェンツという環境下において発揮いただけるか、今回のポジションや求められる役割とフィットするか、という点が重要になります。

それは逆の視点も重要で、候補者はこの会社で自分の能力が発揮できるかどうか、自身の特性を活かし、のびのびと活躍、挑戦できるイメージを持っていただけるか、面接を通してぜひ判断いただきたいと思います。

 

つまり、面接は会社側が一方的に候補者を「評価する場」ではなく、お互いに会話を通して、活躍イメージを持てるか、「理解を深める場」だと考えています。

 

例えば面接の場で具体的に私が意識していることを一つお伝えします。

面接で「何を」やってきたかをお話いただく機会が多いですが、私はそのお話に対して「なぜ」それらに取り組んできたのか、と聞くことが多いです。その背景や理由を知ることで、パーソナルな部分に触れることができますし、考え方や特性など、その人自身への理解を深めることができます。

 

候補者自身にも判断をいただきたい、と書きましたが、もちろん面接の場だけでそれを判断するのは難しいことも理解しています。

そのために、リクルートサイトでは従業員へのインタビューやクロストークなど、実際に働く従業員を主役にした情報発信に積極的に取り組んでいます。人を介して会社の文化や制度、考え方が伝わると良いなと考えています。

 

また、グローバルエージェンツの面接フローでは、なるべく多くの社員に会ってもらうことを大切にしています。代表との最終面接に至るまで、2回から3回の面接を実施し、平均で4人前後の社員に会っていただく機会を作っています。

上記はあくまで平均数値で、もっと多くの社員とお話いただく場合もあります。

それはリクルートサイトなど外からでは得られない情報や雰囲気、空気感など、人を通して感じていただけるとても重要な場だと考えているからです。

 

そういった、実際に働く人を通して会社の理解を深めていただくために、実際に社員と会ってお話いただくオフラインの採用イベント「働くひと」の企画も数年前から行っています。
毎回10名前後の社員が集まり、グローバルエージェンツに興味がある方々とお話、交流していただけるイベントです。

※以前の「働くひと」の開催模様。実際のこのイベントをきっかけに入社をし、活躍している人材もいます。

 

参加社員は時には遠方の施設から駆けつけて参加します。今の時代、オンラインでのイベントももちろん可能ですが、工数や手間など度外視し、あえてオフラインで行います。
それは、直接会ってお話できるから得られること、伝えられること、空気感や関係性など、目に見えないものの重要性、そして何より直接お話できる楽しさを社員一人ひとりが良く理解しているからだと思います。
ソーシャルアパートメントやライフスタイルホテルなど、人が集まる場作りを生業にしている我々らしい考え方でもあると思っています。

 

事業で培った場作りのノウハウを活かし、採用においても人と人が出会う多様な場を作っていきたいと思っています。
次回の「働くひと」は12月に開催予定です。
ぜひ気になる方がお気軽にお越しいただければと思います!(近々、情報公開予定です!)